毎日、同じ場所で、同じ時間にsivr00332
ギターを抱えながら歌っているストリートミュージシャン
未歩ななちゃん。
歌手になるという夢を追いかけて
必死にもがきながら頑張っている姿に勇気をもらっていた。
もちろん可愛らしい容姿もお気に入りになった要因の一つだ。
声が可愛くて、楽しそうに歌っている笑顔が何より好きだ。
追いかけ続けて1年くらいだろうか、
未歩ななちゃんから声を掛けられたんだ。
「一緒に、ご飯でも行きませんか?」
初めてのことだった。
最近少し元気がないように感じていたけど、
壁にぶつかって悩んでいるみたいだ。
「いつも聴きに来てくれてありがとね。
勇気もらってますって言ってくれるけど、
元気をもらってるのはむしろ、私なんだよ…」
彼女の言葉はストレートで分かりやすくて、
そんなことを言ってもらえると思ってなくて舞い上がってしまった。
お酒を飲んでホロ酔いの僕たちは勢いでラブホへ。
「嫌だったら一緒に来ないよ…」
その一言でスイッチが入った僕たちは
ラブソングよりも甘くて濃厚で官能的な二人の世界に没頭したーーー。
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